ちょうど「宮」で人気が出て来た頃のインタビュー(2006年)なので、もう10年以上前の物です。
2006年6月のインタビューより「内と外〜キム・ジョンフン、インタビュー」

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AB型なので二面性がある


Q:中国には、何の用事で行ってきたの?
A:ただ遊びに行ってました。外国の行ってみたいんだけど、ずっと行けなくて...近場の、(中国の)青島に行きました。

Q:日本と中国にも進出する計画中なんでしょう?
A:日本の場合は「宮(ドラマ)」とは別に、日本向けの進出計画があったんだけど、それが実現する事になって、近いうちに歌で活動すると思います。
日本語も習ってるところなんだけど、ちょうど日本で7月から「宮」が放送されるみたいなんで、いずれにせよ僕としては作業を始める所です。
中国に関しては、僕も良く知らなかったんだけど、行ってみて色々と分かった事があった。
B品って言うじゃないですか。海賊版・・それをたくさん見ました。
不思議と中国からドラマや映画の交渉が来て、(中国では活動してないのに)なんでなのかと思ったら、そういった「宮」を見て認知度が上がっていたみたいです。
だから驚きました。
中国でドラマをやったら、言葉の問題が出てくると思うんだけど、吹き替えをするから(問題ない)って・・

Q:日本や中国では「宮」が放映されてからの反応が良かったみたいですね。
A:中国ではたくさんの方が見て下さったみたいです。北東アジアに向けての活動を考えてます。

Q:「宮」に出演して以来、ファン層も大きく変わったんじゃないかと思います。
ベッカップゲル(韓国のネット掲示板にあるジョンフンのギャラリーの事→2ちゃんねるのカテゴリみたいな感じかな?)の住人とか(笑)人々の視線も変わっそうで。
自分ではどう感じてますか?

A:「宮」をやってた中盤頃までは...僕はUNの頃のイメージそのままでしかなかったと思う。
まだ、UNの頃のイメージが強かったみたいで..僕自身がうまく演じれなかったという面もあるけど、配役上そうするしかなかった面もあったんですよ。
ところが、ドラマが後半になってからは、僕も新しい発見をすることができたし、見る方々も別の面を見ることが出来たのは、役柄も変わったじゃないですか。
それが、僕の印象を変えたのは確かですね。

ファン層は...ファンが変わったというよりも、人々が僕を見る視線が変わったのは事実です。
言わなくてもいいかな?
坊ちゃん育ちみたいに決めつけた考えで見られていたけど、だんだんとそうじゃない部分もあるって分かって来て、(僕の)見方が変わったと思います。
昔はほとんどアイドルのイメージで見られていたのが、変わったのは事実だと思う。
僕は正直、自分が期待していた程の成果を得ていないんだけど、半分以上はこのドラマを通じて変わったんだと思います。

Q:他人の見る目も変わったけど、キム・ジョンフン氏本人も変わった部分があるように思えます。
キム・ジョンフンギャラリー(掲示板)に、そんな挨拶を残したりするのはキム・ジョンフン氏の以前のイメージとは異なる気がするけど...

A:これが「宮」を通してじゃなかったら、僕自身も楽だったのかもしれない。
これは記事のネタではないけど、昔は人がいれば、タバコを吸ってても隠したんですよ。
ところが、今は遠慮なく吸います。
そして誰かがキム・ジョンフンの悪口を言ってたら、「お前こっち来い、死ぬか? 」(笑)って言う。
これが良いの悪いのかは分かんないけど、もう他人が見ていようがいまいが、気にしなくなりました。
ドラマを通じて、自分を表現する事に慣れたからなのかもしれないけど、そういう風に気兼ねが無くなったのが1番変わった部分だと思う。

Q:「宮」で理想の詩を詠みながら、鏡を見たかのように、人々が見るキム・ジョンフンと本人が思っているキム・ジョンフンには差があるようです。
キム・ジョンフン氏の場合は、人々は先入観を持って見ている事が多いでしょう。
いわゆる「オムチナ」のような完璧人間だと思われていたりして、本人が思っている姿とはちょっと違うと思います。

でた!ジョンフンと言えばオムチナイメージ。優等生のいい子ちゃんイメージみたいな感じです。)

A:それは・・適切な例えかわかんないけど、ユル(宮での役名)の二面性と一致する部分なんだけど、
人々が僕を見る時は「すべての人に親切で、温かくて・・微笑みの天使」みたいなイメージがあると思うんだけど、実際にそういう姿も私の中にはあります。
ところが、その真逆の部分もあって・・執着もあるし、欲もあるし、詰め寄るような姿も同時に存在しています。
本来の自分の性格がどんななのか忘れてしまいました。って冗談で言われます。
だから、AB型だからそうなんだって、他の人よりも二重人格な面が多いんだって言ってるんです。
なので「オムチナみたいな姿」と「慶尚道の遊び人の姿」の2つが共存するんだと思う。
だから、人々が僕をオムチナな感じにに見ていたら、僕は両面性を人々に見せて認めてもらいたいので、反対側の違う姿を見せて・・・
僕の二面性を分かって欲しいという時期なんです。

Q:そういう事ってストレスになりませんか?自分が考えている自分と、他人が思う自分の違いの差に...
A:最初は腹が立ったりもしたけど、最近は淡々としてきたよ。
自分がそうしていたから、そう見えていた部分もあるし・・僕が違うって言ってもそう見えてたみたいだし。

例えば、10人の人に会って、10人が同じ様に自分の事を見る事はないでしょう。
もっと多くの人がいれば、もっと多くの姿を見てもらえるし・・
でも、僕はそれが極端だと思う。
10人中の5人は僕の事を本当に良い青年だって見るけど、あとの5人は非常に悪い青年に見られる事がある。
でも、今はそういう風に見られる事も大丈夫になりました。
こんな風に見る人もいれば、あんな風に見る人もいるだろうし。

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一度は命を捧げる程の恋をしてみたい!!

Q:また「宮」の話に戻すけど、ジョンフンの考えるユルはどんな人物なのかな?
台詞にも出てくるけど、ユルは母が望む通りに王にならないとって思っていたのに、チェギョンイに出会ったから何か積極的なキャラクターになったような・・

A:ユルもそうだけど、主人公の4人ともそうだと思う。
チェギョンが1番平凡で一般的なんだけど、後半はちょっと変わって来て・・
僕、面白い事思ったんですけどね、血液型ごとにキャラクターが違うんですよ。
ユルはAB型で、チェギョンはO型、シンはA型、ヒョリンはB型。
僕はそんな感じで定義づけてみたんだけど、ユルはどんな人というよりも、AB型な感じかなって考えました。
何かを常に望みながらも、被害者意識みたいのを持っていて、欲深いのに良い子ぶるみたいな所があったり。

Q:「宮はユルという少年の苦難期だ」と言う人もいるし、「ユルを見てると心苦しい息子みたいだ」って言う人もいます。
もしジョンフンがユルの立場だったら、どう思いますか?すべてを持っているように見えても宮ではナンバー2だし・・

A:僕がユル本人だったらと考えたことはないんだけど、撮影をしているとユル本人じゃないかって錯覚する事は良くあります。
中〜後半に行くに連れて、シンの問題が明るみになってしまい、親戚達が王位継承問題の事を取り上げて皇太子を変えようという意見が出て来て・・
それと共に、僕が王位を継承すると言う状況になって、学校に行くときに道でこうやってシンを見つめて、ニヤニヤと笑う場面はとっても痛快だった。
僕にもそういう面があるみたい。
ドラマだから大げさだし、あんなに酷い感じで演じたけど、実際にはあそこまで酷くはやらないですけどね。
だけど、多少はするんじゃないかな(笑)ユルは酷かったよね。

Q:鏡を見ながらユルがイ・サンの詩を詠むっていうシーンがあるけど、それはジョンフンが提案したことだって聞きました。
あのシーンを入れた理由は??

※イ・サンというのは、戦前に活躍した韓国の詩人で、ドラマの中では鏡という詩を読んでいる。詩の内容を要約するのは難しいのですが・・「鏡に映る自分は自分にそっくりだけど違う」「そっくりなのに、真逆(左右が逆)」みたいな感じの詩です。

A:撮影してる時期に、家で鏡を見てたらあの詩が思い浮かんだんです。
僕は翼(イ・サンの小説)よりも、あの鏡の詩の方が好きで・・あの詩には文字の間隔が無いじゃないですか。←普通の韓国語は「分かち書き」と言って、言葉を空白で区切る書き方をする。
だから、イライラして読み始めたんだけど(笑)その時、その時代背景から、ああいった詩を作ったんだと思うんだけど、もちろん個人的な思い込められていると思うけど、それが今のドラマの姿と重なって、僕自身の姿とも似ているんじゃないかと思ったんです。
それで、(ドラマの)作家さんに電話して、まず詩の話はせずに、「鏡を入れてみないか」って話をしたんです。
その当時僕は髪の毛の色を変える時だったんですよ。←金髪から茶髪に変える時ですね。
で、髪色を変えつつアイテム(鏡)を入れて変化を見せたい、と。
その後に詩の話もしたんだけど・・それで、作家さんが非常に気に入ってくれたんです。
それで、その後の鏡が2、3回出て来ましたね。

Q:ユルというキャラが、あの鏡の前からというか21話からみたいに、常に「わかる様なわからない様な表情」を通してよく現れていると思います。
表情を強く出すわけでもなく、ちょっと悲しげな、少し笑っているような微妙な表情のニュアンスでユルというキャラを作った様に思います。

A:ありがとうございます。

Q:本人はユルを演じる為にどんな方法でアプローチをしたんですか?

A:これが初めての演技だったから・・終盤にはそういうこともしたけど。
後半は煮詰まったりすることもあったけど、初めはそういうのは無かった。
ただ僕が嬉しかったら笑って、好きで笑って、って感じでやってたので、最初の頃は、コンセプトってのが無かったんです。
僕とユルの性格が似ていたから、気楽に出来てたんだと思う。
僕が何がくやしい思いをした時の表情とか。
ドラマの中で、僕は大げさに演技をしていないんです。
現実では「好きだワーーー!!」みたいにはせずに、少しずつ少しずつ表現するじゃないですか。

Q:現実でも感情を積極的に表現しないで、微妙なニュアンスで?

A:はい。周囲の人達は知ってると思うけど、好きでも好きじゃないフリではなく、そぶりを見せず、好きじゃなくても好きじゃないそぶりを見せない。

Q:キムジョンフンさんの表情やキャラクターに焦点を合わせる人には、ますます評価が上がると思うけど、セリフのトーンや発声のようなものを重点に置く人は酷評をしたりすると思うのですが。
その辺はどう考えてますか?

A:実際に基礎練習をせずに演技を始めました。それは僕が充分に認識している部分です。
それで・・今回の配役は本当にラッキーだったと思います。
だけど、この役だったから、そんな酷評が少なかったんじゃないかと、僕は思ってます。
だから、基礎練習は今頑張ってます。
率直な僕の考えでは、だから・・
演技に関してはよくわからないけど、ただ僕がこの役割について、そんなふうに言ったら良く無いんじゃないかと思います。
どう聞こえるかはわからないけど、俳優がみんな同じ様な過程を経て、同じトーンを持つよりも、自分の色を持っていた方がどうかなって思うんですよ。

Q:ユルや「霧の視程距離」のユンスを見ていると、普通俳優は色々なキャラクターに挑戦したり、幅の広い演技をしたがると思うんだけど、キムジョンフンさんの場合は本人の思い描いているスタイルがあるみたいですね。

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A:良く言えば僕のスタイルで作っていくことが出来るし、悪く言えば「初志一貫(初めの志や意思を最後まで貫くという4字熟語)」ってことでしょう(笑)

Q:ユルのキャラクターが1番良く現れている場面のひとつが、21話の最後の場面「恋い慕っています(惚れています)」と言った所だと思います。
そのシーンは、国の運命が分かれるという状況で、自分の本心を明かして、すべての人々の運命が少しずつ変わるんですよね。
もしも自分の選択によって数多くの人々や組織の運命が変わるとしたら、どんな選択をすると思いますか?

A:ドラマではそれが・・極端に独りよがりだったけど、現実では独りよがりではなく、単にある人達の利益の為のことだけだったら、他人に引き止められても僕ならやりそうです。
なので、どうせその運命を僕が握っているんなら、何かを変えなければならない時に、必要ならば変えなければならないと考える方です。
そんな風に生きて来た方です(笑)

Q:「宮」以降は、「霧の視程距離」やラン(韓国歌手)のミュージックビデオ「モンハニ」など、すべてのキャラクターが愛する人には尽くすけど、近づく事が出来ないっていうキャラだけど、実際はどんな性格なんですか?
ランのMVに出演したジョンフン→[music] lan. song 'Blankly' (란, 멍하니)(YouTube)

A:諦めますね。女性問題で深刻になった事は無いです。
だから、考えによってはそれがとっても残念ですね。
本当に胸が痛くなるくらいに好きになった事があったら良かったんだけど、そういった経験は無いです。
好きになった人は2人いたと思うけど、何の問題も無く、お互いに好きで、それなりにキレイに終わったと思うし。
そんな、(演じた役と)似た様な状況があったら、諦めましたね。

Q:「宮」のユルは、愛される事を強く望んでいる感じだと思うんだけど、ジョンフンは愛したい方ですか?愛されたい方ですか?

A:愛に関しては、最終的には与える方(愛する方)が良いっていう話をするんだけど・・愛を与えてみたいとは思ってるんだけど、正直言って愛される方が慣れてる。
どっちが良いのかの話は出来ないけど、とにかく愛を与えてみたい。
実は凄く曖昧です。一度は命を捧げる程の恋愛もしてみたい(笑)

UN時代は作られたイメージを演じていた

Q:「霧の視程距離」では初めて、とても日常的なキャラクターを演じてるけど、ユンスというキャラクターにはどんな風に役作りしたんですか?

A:ユンスの場合は・・脚本を読んでみて思ったのが、そのままの日常的な姿だけどユルみたいだと思ったね、僕は。
性格もこう・・少し違う部分は、性格が変態的(異常者みたいな意味です)じゃないことだね。
正常な人っていうこと。だから「宮」より良かったですね。
キャラクターに近づく様にして面白く撮りました。「宮」よりも。
負担も少なかったし、1週間〜10日くらいの計画で、数日休みながら、一気に撮ったんですよ。
体は疲れたけど、とても楽しかったです。
監督やスタッフたちと友達みたいに楽な感じだったから、それも面白かった。
そういうのが僕としては、凄く良い経験だったんですよ。
こういうと作品を自分の練習台にしてるって思うかもしれないけど、そうじゃなくて僕としてはとても良い経験だった。

Q:ところで、ユンスというキャラクターは、無名の美術雑誌の記者で、非常に平凡な職業の平凡な青年じゃないですか。
キム・ジョンフンさんの人生とは違いますが、どうやってユンスを表現しようとしたかったんですか?

A:ユルの場合は、宮女たちが挨拶をしてきても感じ良く受け入れてたじゃないですか。
だけど、そこには傲慢さも入ってるんですよ。
「僕は(上から)君たちを寛大な心で受け入れてあげいてるんだ」みたいな感じで。

Q:自分の方が上だけど、お前達に親切にしてやってるんだ、みたいな・・?

A:そう。ところがユンスは「自分よりも相手の方が上の立場だ」って思ってる。
(雑誌の)編集になった時の場面で、雑誌社の編集長は僕が眠ってる所にいたずらををして起こしてきて「あ、申し訳ありません」って、こういう所はユルには無い姿でしょう。
あとは、インタビューをする日に、元々の予定が入っているのに入れてしまって、イライラして「ああ、くそっ!!」みたいな感じ。
ユルの姿が今の僕だとしたら、ユンスの姿は・・ピッタリな表現が浮かばないけど、僕がまたコンビニのアルバイトを始めるみたいな感じ。

Q:ユルや、「霧の視程距離」や、ミュージックビデオにまで一貫したキャラクター作りをしている感じですね。
本当「植物性美男子」みたいな←すんません、植物性の意味分かんないですw直訳しときました。
アクティブというよりは、受け身みたいな・・
微妙な表情で感情を表現する・・
UNの時は、特にキムジョンフンのイメージがそんな感じだったと思います。
良く笑ったりして魅力的だったけど、そこまでだけみたいな。どうでしたか?
UN時代のキム・ジョンフンさんは。

A:そう・・(キャラを)作って見せていたんだと思います。
あと、TVでも僕をそういう風に見せていたし。
どこへ言っても、そういう雰囲気で作られているから。
そこで僕が(いたずらっぽく)「ありゃ、どしたの?」みたいにしたら雰囲気がおかしくなるし。
だから、バラエティ番組とかに出るのは気が向かなかったし、むしろ出るのがイヤでした。
本性を出した事が無かったです、そんなイメージだったから。

それにちょっと、わざとバカっぽくするのあるじゃないですか。
芸能人がバカっぽく振る舞うやつ。
だから2~3年前くらいから出るのをためらってたんだけど、うまくやれる様になってきたんです。
番組の司会者ってイメージを作ってくるじゃないですか。
それが固まっていたら、今よりも演技するのが大変だったかもしれないと思います。
だから、あの頃は見せる為に作っていたって感じなんだけど、今は楽になりました。
最近はインタビューを受ける時も楽に話が出来ます。

Q:今は(作られたイメージを)見せる事よりも、やりたい様にやってるってことですか?

A:そう。なんてゆうか、放送で許される限りは(笑)普段と同じ様にやってます。

Q:どっかのインタビューで見たんだけど、キム・ヒョンギュ(歯科医師であり、歌手)さんみたいに出来ると思ってるっていうのを見たんだけど。

A:はい。その時は良く分かってなかったんですね(笑)

Q:ところで、歯学部を辞めて芸能活動に専念する事になったキッカケっていうのはあったの?

A:キッカケは昔からたくさんありました。
全科目をやろうと思ってましたから。
どうやって全部の科目をこなすかは、今も分からないけど、中学校の頃からずっと勉強をしていた間の僕は、100%工科大学に行くと思ってました。
中学校の頃「科学技術」で試験を受けようと思ってたんだけど、政治経済の先生だった父親に文系に行けって言われたんです。
他の人達も「お前は何でおかしな所に行こうとするんだ・・」って言われて、それで文系に行きました。
ところが、僕はやっぱり理数系なんですよ。
で、僕は自分の進路をそういった所にだけ焦点を合わせて考えていたんだけど・・
進路って言うのは、そんなに戦略的なものだっていうのを知らなかったんです。
私立で地方の標準で見ると、分かると思いますが。
延世大学の英文科よりもソウル大の人類学で過ごしたいって感じだったから「医大とか歯科大に行かなきゃ」って考えてたけど、先生は「何言ってんだ」みたいなことをおっしゃってました。
そして、その頃IMF(国際通貨基金)が暴落して、僕の家には元々借金があったんだけど、それがもっと増えていって・・
そうした中で「専門職が必要になるんじゃないか」っていう話が出て。
でも、最終的に決定は自分でしたことなんだけど・・慶熙大学の韓医学部とソウル大学の歯学部を受験して、慶熙大は落ちた。
僕は論文の(落ちたのは)せいだと思ってるんだけど(笑)
それで歯学部に行ったんだけど、4月からは学部を変えなきゃなって思い始めてて、そんなことを思ったりしているうちにマネージャー達と知り合って。
だから学校も行きたくは無いんだけど、とりあえずは卒業しようと思っていた。
工科大学は、その次に行こうと思ってたんだけど、そのあとに正直言うと歯学部の卒業も難しくなっちゃいました。
それで、中退して中央大に編入をすることになったんです。

Q:工科大に行くとまで考えていたのに・・。
普段インタビューする時やテレビで・・前に「ソセウォンショー(TV番組)」で得意技リストを持っているのを見た事があります。
演技をする時も何ていうか、工科大的に徹底的に取り組むという感じがしたんです。
普段の生活も、工科大的な・・感情的にでは無く、理性的で計画的にする方なんですか?

A:僕はちょっと怠ける方なので、計画的じゃなかったら周囲の人々を凄く悩ませると思う。
僕は遅刻するけど、他人が遅刻するのは許せないっていう、凄い良く無い性格なんだけど(笑)
怠ける性格を抜かせば、いつも計画的に生きています。
今回の中国へ行く計画もすべて組んでいたんだけど、怠けちゃって計画通りに実行出来なかったんだ。
すべて考えてはあったけど、実践出来なかっただけなんだ。
元々は枠を作って生きてるんですよ。

Q:怠け者ではあるけど、何かをする時はその計画通りに動くってこと?

A:はい。

Q:個人的な疑問なんだけど、ソウル大の歯学部と中央大の演劇科では、通うにあたっての心構えなんかに差があると思うんですけど。

A:肩に背負う物は、何かが違うとは思っています。
中央大を軽視するんじゃないんだけど、ソウル大という所は韓国では非常に有名で人気な学校で、学部も・・・だから、そういった気持ちは当然あるでしょう。
考えずに努力するだけです。他人には後悔しない、後悔するならなんでそうするんだって言うけど、考えずに頑張ります。
僕はインタビューを受ける度に、こんな話が出て来るのかと思うと怖いんです。
ずっと考え続けなければならないから。
僕の両親は、僕の性格を知っているから「おまえは病院で先生をやるような人間じゃないだろ、良くやったぞ。」って言ってくれます。
お前がなぜ学校を辞めたのかなんて聞けば僕が辛くなるからじゃないかな。
僕だって(2つの学校が)違うとは思うけど、違いは無いように思うようにしています。

Q:聞いた話なんだけど、ある人がソウル大の医大生とソゲッティンをしたんだけど、
その人が「僕は間違ってもこの人生から離れる事は無い。これが、僕の道だ。」という事を言ってたらしいんです。
それくらい成功が補償されている席であり、進路が決定した瞬間から離れるのが難しい席とも言えると思うんだけど、キムジョンフンさんは、そこから離れたじゃないですか。
それだけ「本人のやりたい事」という意味が特別だったんだと思います。
ソゲッティンとは、友人から異性を紹介してもらうことで、ミーティン(合コン)と同様に、韓国では良く行われている事です。

A:文字通り好きだからじゃないかと思います。
2つ意味があると思うんですね。
「好きで」と、そして「悪くなるのがイヤだから」。
好きでと言うのは、文字通りに趣味でもあり・・例えばユルの場合だったら、終盤になって痩せなきゃならないんだけど、睡眠も取れずにご飯をたくさん食べちゃってむくむんですよ。
だから明け方の5時に終わって、次の日の12時には撮影があるから、数時間寝てそのまま運動しにいきました。
それで、走ったりしました。
それは「悪くなるのがイヤだから」です。
例えば、僕のせいでドラマが台無しになったらダメだから。
「悪くなるのがイヤだから」はそんな感じで、「好きで」は娯楽や、お酒飲むとか、人ろ会うこと...だと思ってます。

自分の思う自分のキャラクター

Q:芸能界に入る前と後では、かなり違うじゃないですか。
芸能人になって、たくさんの注目を浴びる様になって、人生の進路も変わったと思うんだけど、ジョンフンは芸能界や芸能人ていう職業はどういうものだと考えていますか?

A:学校の事を除いても、何ていうか、こういう詩もあるじゃないですか。「私を育ててくれたのは8割が希望だった」ってやつ。
僕を育ててくれたのは、だいたい3分の1が両親で、3分の1が学校で、あとの3分の1はこういったシステム(芸能界)だったと思います。
この先、この比重は変わってくるかもしれないけど、この最後の3分の1が無かったら、僕は別の人生を生きていたでしょう。
そのおかげで僕は多くの事を見て生きる事ができるんじゃないかな。
お金をたくさん稼ぐ事ではなく、希望のある生き方が出来ないかなと思っています。
芸能界に入る前は、こういう考えは出来なかったけど、今はこういう考えが出来て良かったと思います。

Q:逆に芸能界でキャリアアップしすぎて、もっと成功したいと思った時に、芸能界や演技自体に興味を失ってたら、他の(芸能以外の)道を探すと思いますか?
もしくは、それでも芸能界を続けますか?

A:そんな事を考える日が来るかはわからないけど、もしもそう思ったなら、すでに別の事をしていると思います(笑)すでに。
経済的な問題ではなく、あれこれやってみる事が好きです。
今だって、何かを学ぼうとしてはいるけど、もう一方では別の事を考えてる事もあって。
とにかくそうなったとしても「だけど私の仕事だから」と泣く泣くすることは無いと思います。
好ましい事ではないかもしれないけど、やりたくないことはする必要ないと思います。

Q:それじゃあ、1年後や10年後はどんな姿になってると思いますか?

A:1番思いつくのが・・ちょっと雲をつかむ様な話なんだけど、例えばネットワーク関係のビジネスをしているヤリ手芸能人?(笑)
5年、10年後は、そんな感じになったら良いですね。

Q:インタビューをしてみて、他人から見えるキム・ジョンフンの姿と実際のキム・ジョンフンさんではだいぶ違うと感じたんですけど、今後はどういうキャラクターを見せて行きたいですか?

A:同じ様な役を何回もやって見せるのも良いんじゃないかと思います。
同じ物でも、未熟な物と熟した物では違いがあるじゃないですか。
そういう役に関して僕なりに価値観が確立された後に・・別の姿を見せたいと思います。
僕が思うのは、変人とまではいかないけど、調子に乗ってる様な役が多いでしょう?
だから、リュ・スンボムさんみたいな役じゃないけど、キム・レウォンさんの「屋根裏部屋のネコ」みたいな・・ああいう感じの。
ああいうのをやってみたいです。

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Q:DCインサイド(2ちゃんねるの様な韓国のネット掲示板。)に書かれてたことなんだけど、人々が思っている姿と正反対の姿があるみたいですね。
表面上は美男子、UNの頃から作られたイメージでアピールしてるのに、中身は・・

A:見たから想像した姿と違って、実際はこんなだったって事よくあるじゃないですか。

Q:突っかかってくる慶尚道少年みたいな(笑)

A:もう一度言いますが、昔と今では・・
昔だったら誰かが好きって言ってくれれば感謝しましましたし、「私どお?」って言われれば「かわいいね」って言ってたんだけど、
最近は好きと言われても言葉だけだろ?って思うし、「私どお?」って言われたら「ブス」って言う。
こういう所が良く分かんないんだろうね(笑)

Q:さっき話をしていた様に、人々から見られるキム・ジョンフンと、ジョンフン本人が考えるキム・ジョンフンは、違う部分がたくさんあると思うんだけど、
本人の考えるキム・ジョンフンというキャラクターはどんなものだと思いますか?

A:チャムジャ麺(ジャージャー麺とチャンポン)だと思います。

混ざっているのではなくキッチリと分けられています。
代表的な中華料理2つだけど、反対のイメージじゃないですか。
だけど、チャムジャ麺は、二つがくっついていながらもひとつに統一されているじゃないですか。
性格が二つともハッキリしている。
状況に応じて流動的には出来ず、ある時はこんな風に、またある時はこんな風に、二つが行ったり来たりする様なハッキリとした性格であり。
ところが、僕が思う様に生きるのは大変なので、ちょうど中間だったら良いよなって思う事は良くあります。
でも、こういう時はこういう風に、違う時はああいう風にっていう極端な行動をするから・・ちょっと人間関係がスムーズにいっていない気がします。
それで僕からみた僕はチャムジャ麺みたいだなって思います。

Q:これは余談だけど、ジョンフンが思う仮想のシナリオは?
1番過激なシナリオはユルが帰って来て、庶民達と一緒になって、すべてを撃ち殺し始める(笑)

A:それはイイネ(笑)

Q:ジョンフンの考える仮想のシナリオはどんな感じ?

A:僕の考えを話しましょうか。シンとチェギョンの2人は、どこかで楽しく暮らしています。

Q:彼らはいなくなりました(笑)

A:僕は戻って来て・・ちょっと性格がおかしくなって帰って来ます。
心に深い傷をおって、心が紙の様に折れてるんですよ(笑)
だから女の子達との出会いを求めて、たくさん見て回って・・でも皇族だから。
皇室は私を阻止しようとする・・だからさっき言った様な、僕がやってみたいキャラクターみたいでしょ。
ホントにシットコム(コメディードラマ)になっちゃう。

Q:最後の質問です。ユルはシーズン2でアンドロメダから帰って来るの?

A:ユン・ウネさん(チェギョン役)とも話したんでしけどね。正直言ってわかりません。
なぜかというと、今の現状を推測してみると、ご存知だと思うけど、現在「宮」はヘミョン姫(シンの姉)と年配の方々がやっているでしょ?
みんな宮の外に出て行ってしまった。
そんな状況で、シンやらチェギョンたちががそれぞれに生活している姿を見せるのか、そして僕はイギリスで。
もしくは韓国に戻って生きる姿を見せるんだとしても、やる事がないじゃないですか。
だから困りますよね。
「宮」の続編を撮ったとしても、4人が出て何が出来るのかを疑問に思ったりするし。
僕もよくわかりません。
次回作をやる事はやるんだけど、それがどの様になるのか、僕らの話になるのか、または別の話をやるのか。
それと、個人的に僕は多分、日本にいるんじゃないかと思うんです。
だから僕としては、ただ分からないと言うことしか出来ません。
さっき話したシナリオだったら、すぐに日本から駆けつけますよ。